やまやnews|第1Q売上高382億円2.4%減・経常利益8億円40.2%減

(株)やまや(宮城県仙台市、佐藤浩也社長)が2026年3月期の第1四半期決算は売上高381億9800万円(前年同期比2.4%減)、営業利益7億6900万円(40.2%減)、経常利益7億8900万円(40.2%減)、四半期純利益4億6500万円(43.1%減)。

セグメント別では、酒販事業の売上高は311億6200万円(2.8%減)、営業利益5億6200万円(36.4%減)となった。期間中、4月にメーカー値上げがあったが、主要商品は4月以降も当面、価格を据え置いて販売した。

大阪・関西万博の開催に合わせ、全国のおいしいものを集めた「やまや万博」を開催し、世界各国の酒類を揃え、やまやをアピールした。とくに手頃な東欧ワインの品揃えを強化し、新しい産地やブドウ品種を選ぶ楽しみを売場で演出した。

インバウンドでは高額品の需要は減少傾向となったが、やまやオリジナルの輸入商品やこだわりの国産品、地元限定品をアピールした。また、米不足や価格高騰への対応として、乾麺などの代替商品を充実させるとともに、政府備蓄米の販売も開始した。

出退店では南岩国店(山口県)を開店し、福津店(福岡県)を閉店した。これにより、2025年6月末の酒販事業の総店舗数は353店(前年同期比2店減)。

外食事業は売上高71億1100万円(0.9%減)、営業利益2億0500万円(48.6%減)。

外食業界は、外国人観光客の増加に伴い回復の動きが続いているものの、継続的な物価上昇による消費者の節約志向・選別志向は依然として高く、原材料費、光熱費、人件費の上昇もある中、チムニーでは、「春の鰹まつり」、「韓国グルメフェア」など毎年人気のフェアを開催、料理家とのコラボメニューを展開した。

インバウンド団体や国内旅行団体の集客については、引き続き、取り組みを強化するとともに、Web販促による認知拡大にも努めた。

つぼ八では、大阪・関西万博を見据えて改装した「つぼ八心斎橋アメ村酒場店」は外国人旅行客を中心に好評を得ている。4月に開店した「つぼ八・焼肉の達人北野通り店」はつぼ八店舗内に焼肉席を設けたハイブリッド店としてファミリー層を中心に支持を得ている。

店舗開発面では、新業態の開発・展開にも注力し、直営店5店(チムニー4店、つぼ八1店)の新規出店とともに、店舗のブラッシュアップ(改装、業態転換、修繕等)を進めた。

2025年6月末の外食事業直営店は、チムニーが321店、つぼ八が6店の計327店(前年同期比5店減)、外食FC店は、チムニーが144店、つぼ八が141店の計285店(同10店減)となり、外食事業の総店舗数は612店(同15店減)。

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