コンビニnews|8月既存店セブン0.8%増・ファミマ3.6%増・ローソン5.8%増

コンビニ3社の8月の既存店売上高は、セブン-イレブンが100.8%、ファミリーマートが103.6%、ローソンが105.8%だった。8月度は、全国的に降雨量が少なく天候に恵まれた。しかし、猛暑を超える酷暑と呼ばれる日が多く外出を控える人が増えたことや、九州地方の広い範囲で大雨が降ったことなどが影響し、客数についてはローソン以外は前年を下回った。

セブン-イレブンの既存店は客数99.7%、客単価101.1%で売上高は100.8%。全店の売上高も101.8%。

商品やキャンペーンの新たな取り組みである「備蓄米を使ったチルド弁当」や「セブンプレミアム15%引きセール」の効果もあり、売上げ・客単価ともに前年を上回った。一方で、猛暑を超える酷暑と呼ばれる日が多く、客数については前年を下回った。

8月12日から発売開始している「セブンカフェスムージー カフェラテ スムージー」の30円引きセールに加え、天候・気温も影響して販売が伸長 した。2025年7月末には「セブンカフェスムージー」累計販売数1億5800万杯を突破した。

ファミリーマートの既存店は客数103.6%、客単価104.0%で売上高が104.5%と、48カ月連続で前年超えを達成した。一方で、客数は99.2%だった。全店売上高は101.8%。

中食カテゴリーでは、おむすび・カウンターFFが好調で、おむすびはテレビCMでも放映した「シンおむすび二刀流、発表。」キャンペーン商品がメディアやSNSでも大きな話題となり、おにぎり専門店監修の新商品も好調に推移した結果、前年を大幅に上回る実績となった。

カウンターFFでは、定番の「ファミチキレッド」が好調を維持したほか、「お値段そのまま デカくてうまい!!ざっくり40%増量作戦」で展開した「増量ファミチキ」が売上げに寄与した。また、「毎週金曜日フラッペ100円引きセール」や新商品の「パインオレンジフラッペ」など、話題性のある企画や商品が売上げ後押しした。

8月末時点の国内総店舗数(AFC含む)1万6335店、海外店舗数8556店、合計2万4891店。

 

ローソンの既存店は客数101.5%、客単価104.2%となり、売上高(チケット・ギフトカード等除く)は105.8%。全店売上高も105.8%。8月末時点の国内総店舗数1万4682店のうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は631店。

米飯、調理パン、調理麺、ベーカリーは、販促施策「ハピとくーポン」(クーポン付きチラシ・アプリクーポン)が奏功し、販売が好調だった。ファストフードは、先月に引き続き「まんまる鶏」、デザートは「クリームたっぷり!ふわもち冷やしクリームパン」各種、人気洋菓子ブランド「シーキューブ」とのコラボスイーツなど新商品が好調だった。さらにクーポンを活用した販促施策も奏功し、デザート全体の売上げが好調に推移した。

アプリ会員限定施策 「ハピとくーポン」では、弁当各種、サンドイッチ各種、麺類各種、サラダ各種が50円引き、おにぎり・寿司各種、ウチカフェスイーツ各種、パン各種が30円引きを実施した。Pontaパス会員限定施策、マチカフェコーヒー(S) 無料クーポン、Pontaパス コラボベーカリー半額クーポン などを実施した。

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